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騙しあう世界



「しかし、お前黒いなーー!」

「いやいや、みなさんに言われたくないですよぉ」

っていう漁師さんたちとの、
毎日のやりとり。

誰の方が黒い。とか
おしりは白い。 とか

何回目?みたいな会話
今日もしてます。

穏やかな 伊豆山港 です。
こんばんは、
マリンハウス伊豆山 の ヤコ です。


茶色い壁とかの前に立っていると、

「どこにいるかわからない」

ってよく言われます。
日焼け止め塗ってもダメダメだし、
これは、もう、どうすることもできないので、
わたしの技の一つとおもって、
ポジティブに捉えようとおもっています。

忍法隠れみの術。

海の世界でいうと、
『隠ぺい的擬態』

生きるすべなんです。
身を守るための進化をわたしもしてるんです。
黒くなって。。

都合の悪いときには焦げ茶色の壁のところに
ソッと立ってみようと思います。

やっていることは海の生物とおなじです。
みんな生きるために、
隠れるのです!


やっていることは、
わたしも彼らとおなじなのです!

この弱肉強食の世界で生き残るために
必要なのは、
隠れること!

周りに紛れる擬態、
隠ぺい的擬態 という生きるすべなのです!★




いま伊豆山で見られる クダゴンベ は、小さな甲殻類をエサにしているので、
ソフトコーラルに擬態して、
自分自身を敵から守ると同時に、

そこにすむ甲殻類をパクパク食べているのでしょう。
甲殻類たち的には、
「クダゴンベ ココいたんかーーーい!?!? 」
って感じなのでしょうか。

それとも流石に、同じソフトコーラルに
かくれていれば、
隠れているもの同士気づいているのでしょうか。

「お前もここに隠れてるんか。」って。

それはこの騙し合いの世界にいきる
海の生物たちにしかわからないのでしょうか。

彼らの気持ちが知りたいっす!