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ひとりの男の恋物語



誰もが、
誰かのことを好きになって、
恋に落ちて、、、

みたいな経験あると思います。


と、文章を打ちながら、

「2次元の女の子にしか興味ない」
 とか言っている知り合いの顔が浮かんでいるのですが。


その人に、
いつか、
そんな冷え切った心を動かす恋の相手が現れるといいんですが。

って、
いや、
でも令和の時代、そんなバーチャルな世界も
本当にありになっちゃってるんかな?


生きるってむずいよなぁ〜

、、、
って話がそれました。




魚たちの恋模様。
っていうのは面白いもので。


魚たちによって恋の仕方、
つまりは求愛の仕方ですね、
それがだいぶ違うんですよね。

人間で例えるならば
イタリア人は情熱的で積極的にアピールするのに
日本人は間を大切にしているところがあったり、
アメリカ人はなんかノリと勢いみたいな、、、


ってめちゃくちゃ
ただの私の偏見ですけど、


そんなふうに

魚の魚種によっても、
アピールの仕方がだいぶ違くて
その姿を見るのはなかなか面白いんです。
今現在の海では
アカササノハベラの求愛産卵姿を
見ることができています。

本来ならば?
毎年、ニシキベラやカミナリベラの産卵期が終わる、夏から秋にシーズンが変わる頃に
アカササノハベラの求愛シーズンが
始まるかんじなのですが、

今年は11月の中旬から
見ることができています。

水温の変化が影響していると推測していますが、
それがほんとか嘘かはわかりません。

私の感覚です。


アカササノハベラは
伊豆では年中見られるような普通種なんですが、

これがまた面白いんです。



この産卵期になると、
オスは大きな石に1匹ずつ
縄張りをもちます。

「はい、ここ俺の島〜!」 って。

※私の想像です。


そんな感じで自分の島を
ぐるぐるぐるぐる泳ぐようにして、
縄張りを守ります。

縄張りを持っていないような小さなオスが

その島にたまに下剋上を
しかけますが、

それを強気で跳ね除けます。
おとこです。  笑


で、お腹の大きくなってきたメスたちに声を
かけるんです。

「俺の島こない?美味しいものたくさんあるよ!」って。


※私の想像です。


で、次第にメスたちが島に集まっていきます。

より水深が高い大きな根あたまのほうが
お盛かとおもわれますが、

どの島にもメスが数匹とオスが1匹という
バチェラー状態になります。



だけど、
メスは結構クールで
オスのことよりも、おそらく
産卵のためにたくさん栄養を取ろうと?
ご飯ばかりたべます。

で、オスは
身体全身をかっこよく
婚姻色で決めて、
メスに猛アピールをするんです。

それが、
猛スピードの猛アタック。

THE 男 てかんじで、
メスを追っかけ回すんです。


振り切られることもあります。
というか振り切られるのが8割。

残念です。
恋というのはタイミングなんですね。(笑)

お互いのタイミングが合うと
晴れて産卵にうつります。


その産卵は雷のように早く儚く、一瞬です。


というか、
あっけない。

いいよー
はい ぱんっ(産卵) はい終わり〜

みたいな、
まじの1秒。


そんなあっけないことある?!



でも、
アカササノハベラの一生の大切な瞬間なわけで。


この一瞬をみることは、
めちゃ感動します。


おお!やったな!!
って。
(笑)

て、思ってるときには、
オスは次のメスを探してまた
猛スピードで島を旋回してるんですけどね。

ぜひ、
じっくり観察していただきたい、

今だから見れる伊豆の普通種の生活姿です!




いつまで
見れるかなぁ〜〜